イベント
第14回全国フォーラム
テーマ:クジラが泣いている~海洋ゴミ問題を考える~
参加申し込み受付中
2020年 2月1日(土) 13:30~17:20 (受付開始13:00)
会場:日本丸メモリアルパーク内 日本丸訓練センター 第1・2会議室
(〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1)
<アクセス>
・JR根岸線 市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅下車 徒歩5分
・みなとみらい線 みなとみらい駅・馬車道駅下車 徒歩5分
主催:NPO法人海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)
後援:国土交通省港湾局(予定) 一般財団法人みなと総合研究財団
申込〆切:2020年1月24日(金)※定員(90名)になり次第締切ります。
昨今、海ごみ、とりわけ海洋プラスチックごみ・マイクロプラスチックごみ問題が叫ばれています。私たち海辺の活動を展開するNPO法人にとっても海ごみ、海洋プラスチックごみ問題は活動フィールドへの影響などが懸念されます。そこで第14回CNAC全国フォーラムでは「海ごみ・海洋プラスチックごみ」に焦点を当て、現状把握や今後の活動について、会員の皆様、来場者の皆様と共に情報を共有したいと思います。(CNAC代表理事 三好利和)
《プログラム》
1. 開会 13:30
2. 挨拶
3. キーノートスピーチ 13:50~
「クジラらが泣いている」~海洋ゴミ問題を考える~(仮)
講師:山田格 様(国立科学博物館名誉研究員)
4.パネルディスカッション 15:00 ~
コーディネーター
東京海洋大学大学院教授 千足 耕一 様 (CNAC理事)
パネリスト
山田格 様(国立科学博物館名誉研究員)
岸村 小太郎 様(日本プラスチック工業連盟 専務理事)
中里 靖 様(環境省水・大気環境局水環境課 海洋環境室室長)
古澤 純一郎 様(NPO法人海さくら 理事長)
5 .閉会 17:20
環境エクスカーション
※要申込、定員制
日 時:2020年1月31日(金) 13:15 集合、16:00 解散 ※雨天決行
概 要:清掃船による東京港清掃風景見学を含め、船上より東京港の視察を行います。
参加費:無料
《行程》港南庁舎桟橋より乗船⇒晴海選手村・豊洲市場⇒清掃船海面清掃状況見学⇒海の森⇒新海面処分場⇒羽田沖浅場⇒大井コンテナふ頭・青海コンテナふ頭⇒東京国際クルーズーミナル⇒お台場海浜公園⇒15:00 大井清掃船基地にて下船
申込開始日:2019年12月24日(火) 申込〆切日:2020年1月20日(月)
集 合:港南庁舎(東京港管理事務所・東京港建設事務所)
品川駅港南口より徒歩20分 または 都バス「港南4丁目」下車徒歩2分
講 師:東京都港湾局
講師プロフィール紹介
コーディネーター 千足 耕一(ちあし こういち)
東京海洋大学学術研究院教授
1966年4月神戸市生まれ。東京海洋大学海洋政策文化学科・教授。
専門分野:海洋スポーツ、海洋レクリエーション。
1989年筑波大学体育専門学群卒、2003年学位取得(博士・医学:東邦大学)
日本海洋人間学会、日本野外教育学会、海に学ぶ体験活動協議会等の理事を務める。
著書に「水辺の野外教育」(杏林書院)や「スキンダイビング・セーフティ」(成山堂)他。海上労働や海洋での身体活動に関する研究活動(論文執筆や科研費による調査活動)を継続的に実施しつつ、大学での教育活動を実施している。
キーノートスピーカー 山田 格(やまだ ただす)
国立科学博物館名誉研究員
1950年 岡山市生まれ
東京大学理学部生物学科卒業後,東京大学大学院理学研究科人類学専攻課程を経て東北大学医学部および新潟大学医学部の解剖学教室で人体解剖学に熱中.新潟大学医学部助教授であった1993年国立科学博物館動物研究部からの招きで移籍.以後海棲哺乳類の比較形態学の推進を目指している.その経過で,イルカ・クジラのストランディングに対応する体制が存在しない我が国の現状を改善すべく,ストランディングネットワークの構築を目指してきた.
世界で認知されているイルカ・クジラは現在89種(https://www.marinemammalscience.org/species-information/list-marine-mammal-species-subspecies/),日本周辺で報告されているのはそのうち約40種,この小さな日本の周囲で世界で知られている鯨類の半数近くをみることができるというのはちょっとした驚きではないだろうか.そして,その日本周辺で,毎年300件をこえるイルカやクジラのストランディングや混獲が起こっていることも注目すべきことと思われる.かれらがなぜ死んだのか,なぜ死体が流れつくのかなどをしらべているうちに,きわめて稀な種に遭遇することもあり,さらには新種に遭遇することもある.我々はまだ自然界のごく表面的な部分しか理解していないことを強く感じている.イルカとしては小さなスナメリでも,解剖したり,標本を収集するのはそれなりの作業量であり,20m近いマッコウクジラやナガスクジラなどの場合には,それこそ多数の協力者なしにはことが進まない.クジラ・イルカの謎を解明して行くにはこれからも多数の協力を仰ぐ必要があるし,対応できる人材の育成が肝要と痛感している.
パネリスト 岸村 小太郎(きしむら こたろう)
日本プラスチック工業連盟 専務理事
1954年 札幌市で生まれる。1979年 北海道大学大学院工学研究科修士課程修了(応用化学専攻)。同年、三井石油化学工業株式会社(現 三井化学株式会社)に入社し、機能性ポリオレフィンの研究・開発等に従事。ポリプロピレン製の自動車バンパーへの塗装性付与や、チョコレートの個包装用接着剤の開発等を担当。独立行政法人 理化学研究所、科学技術庁(現 文部科学省)への出向の後、2001年 三井化学株式会社に復職。市原工場の工場企画グループリーダー、茂原分工場の管理部長を経た後、2013年に日本プラスチック工業連盟に事務局長として着任。2016年に同連盟の専務理事に就任し、現在に至る。同連盟に着任して環境団体との交流や、プラスチック業界団体の国際会議を通じて海洋プラスチック問題の重大さを認識し、業界としての取組みを始める。
中央環境審議会のプラスチック資源循環小委員会委員(2018年(平成30) 8月より)として、2019年5月に公表された我が国のプラスチック資源循環戦略の策定にも参画する他、海洋プラスチック問題や、あるべきプラスチック資源循環について積極的に発言している。
趣味は合唱。
パネリスト 古澤 純一郎(ふるさわ じゅんいちろう)
昭和50年10月6日生まれ
NPO法人海さくら 理事長
2005年から「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い」をモットーに15年間ビーチクリーンを行っています。
船具屋の長男として生まれ、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、大手デパートに3年間、
広告代理店にて5年間マーケティング営業の業務に従事。
現在、古沢工業株式会社代表取締役社長およびNPO法人海さくら理事長。
パネリスト 中里 靖(なかざと やすし)
【略歴】
1985年 東京水産大学卒業、同年水産庁入庁
2008年 水産庁栽培養殖課課長補佐(総括)
2009年 独立行政法人 水産大学校企画情報部長 兼 准教授(水産流通経営学科)
2015年 水産庁北海道漁業調整事務所長
2017年 環境省海洋環境室長
【活動】
水産庁入庁後、本庁での勤務のほか、長崎県、農林水産省総合食料局、水産大学校などで勤務。現行ポストの直前のポストでは、北海道にて漁業取締りを中心とした業務に従事。